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2019年1月第1週 株 コメント

1月第1週 投資部門別売買状況 現物先物合計 現物 先物
投資部門別コメント週次20190104


1月第1週 日経平均株価 日中足チャート
週足株価ブログ用20190104


時系列データ
 投資部門別売買状況 現物と先物の時系列表
 投資部門別売買状況 長期時系列グラフ(月次) 
 投資部門別売買状況 先物累積買越枚数 グラフ
 先物建玉残高 証券会社別枚数推移 グラフ



(2019年1月第1週の株式市場の概況)
日経平均株価終値 19562円 前週末比-453円

1月第1週の外部環境は、ドル円レートは円高、NY株は下落であった。1月3日の朝にアップルが売り上げ見通しを下方修正。ここで急激な円高が発生。3日のNY株式市場もISM製造業景況指数が弱かったことも加わり急落した。その結果、大発会の日経平均株価も下げて始まり、少しだけ戻して引けた。第1週は1営業日だけであった。


買い方
(1)自己
自己はいつも最後に掲載。

買い方
(2)個人
現先合計   392億円の買い越し
現物現金   199億円の買い越し
信用     218億円の買い越し
先物      25億円の売り越し

個人は12月第4週が税金対策や投げで順張り売りになった。下げ局面にしては売り越し金額も大きかった。1月第1週に下げれば逆張りの買いに戻ったことは、正常に戻ったと言える。


売り方
(1)海外
現先合計    777億円の売り越し
現物     2086億円の売り越し
先物     1309億円の買い越し

大手証券(外資系14社、日系大手5社)の先物手口概算を示す。


1月第1週 大手証券 先物手口概算
ブログ週間先物手口20190104

上記の先物手口概算(3種の先物)の外資系14社合計と、先物の投資部門別売買状況の海外(3種の先物)とを比較すると下記のようになる。

ブログ外資系と海外の比較20190104

いつものように海外と外資系を比較した。第1週は外資系の裁定売買が少なく修正はしていない。それでも、外資系と海外の差は81億円と小さい。

外資系自己の動きが小さかっただけではなく、海外→日系大手、日系機関投資家→外資系の注文も少なかったようである。外資系の手口と海外の売買は、だいたいは一致していることになる。

先物建玉残高 証券会社別枚数推移 グラフは先物手口に関心がある方はぜひ見ていただきたい。

ただ第1週に関しては難しい。手口というのは小口なら何でもありになってしまう。1週当たり1000億円くらいの売り越し買い越しではないと読みにくいのである。

現物売り・先物買いになっていることからロングショートの売買が入っていたことは間違いない。ただ多いかというと、そうとは言いにくい。大口のヘッジファンドがロングショートを実施したならば、ソシエテ、ゴールドマン、パリバなどの証券会社に大口の買いが見えているはずである。

ABNアムロクリアによるロングショートは先物どうしか対ETFの比率が高いはずである。先物どうしは見ての通り日経平均型に最高で100億円あるのが見える。対ETFのロングショートはわからない。ABNアムロクリアが現物売り・先物買いで大口のロングショートを作ったという記憶はあまりない。現物とのロングショートである可能性は当然あるが、可能性が高いとは言えない証券会社なのである。ABNアムロクリアが買った場合、投機の買いである可能性の方が高い。

海外には1300億円の現物売り・先物買いがある。その何割かはロングショートであろう。ただ、ロングショート以外も多いはずである。現物は主として長期性の投資家が売り、ABNアムロクリアを筆頭に投機家が先物を買い、ロングショートも一部にあったというイメージが強い。

証拠はないが、先物手口全体から得られる感触をイメージと書いている。繰り返すが手口が小口だと何でもありになってしまうので、断定はできず、イメージという曖昧な言葉になってしまう。

1営業日とはいえ現先合計で777億円売りは少ない。NY株安、円高なのであるから、海外ならもっと大きく売ってもおかしくない週であった。昨年12月の大量売りで売り切ったわけではない。ただ1月第2週の上げ相場までをも考慮すると、売り疲れはあったと思われる。

売り方
(2)信託
現先合計   275億円の売り越し
現物     209億円の買い越し
先物     484億円の売り越し

現物にはトヨタの自社株買いが67億円あると推測する。2月にならないと正確なことはわからないが、12月20日以前は1日に67億円ずつ買っていた。それ以外は信託方式の自社株買いも含む様々な種類の信託の買いということになる。

先物売りは12月第4週と反対の金額に比較的近い。12月第4週は買い戻しだと思っていた。買い戻しも何割かはあったであろう。しかし翌週に反対に近い金額が出てしまうと、12月第4週に新規買いを入れて1月第1週に売った投機的な顧客もいた可能性が高くなる。

売り方
(3)投信
現先合計   214億円の売り越し
現物     205億円の買い越し
先物     419億円の売り越し

野村総研による日本株型公募投信の資金流出入
 139億円の純流入(この中の多くの部分が現物株の買いになる)

ブルベア型投信による日経平均ラージ先物の大口売買

野村アセット「NEXT FUNDS」シリーズ(1570)
「日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」
 200億円前後の売り越し
野村アセット「NEXT FUNDS」シリーズ(1357)
「日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信」
 100億円前後の売り越し
大和投信
「ダイワ・ブルベア・ファンドⅤ ブル3倍日本株ポートフォリオⅤ」
 100億円前後の売り越し

上記のファンドを含む観察中の大口ブルベア型投信7本の合計で450億円前後の売り越し。

設定と大口ブルベア型投信7本以外の投信による売買

現物           70億円前後の買い越し
日経平均ラージ先物   120億円前後の買い越し
それ以外の先物      70億円前後の売り越し
合計          110億円前後の買い越し

設定と大口ブルベア型投信7本を除くその他もろもろの投信の売買は、現先合計では上記のように110億円の買いであった。

金額は小さい。1営業日の週なので、5営業日なら550億円であったかもしれない。ただ5営業日でも売りの日と買いの日があるので、合計しても少なめの金額であった可能性が高い。


(*)自己という特殊な部門
第1週は買い方の(1)になった。

現先合計  475億円の買い越し
現物    795億円の買い越し
先物    321億円の売り越し

裁定売買
東証発表の裁定売買
 225億円の裁定形成(現物買い・先物売り)

裁定売買を実施した主な証券会社
裁定形成売買上位の証券会社
 野村200億円、三菱UFJ100億円

裁定解消売買上位の証券会社
 みずほ100億円

東証発表の裁定残の株数変化から計算した裁定売買の推計値
 500億円前後の裁定形成(現物買い・先物売り)
 
2種類の数字の差は250億円。しかし、自己の現物は475億円の買いである。現物買い・先物売りは475億円前後であった可能性が高い。ただ日銀ETF準備用の現物買い・先物売りもあるはずである。裁定売買は225億円と500億円の間としか言えない。

自己に含まれる日銀ETF
 716億円の買い

日銀ETF以外の自己
 250億円前後の売り(現先合計)

ディーラーによるポジション調整の売買差額の範囲内として許される金額である。


(1月第1週合計)
合計すると、「自己、個人の買い越しvs海外、信託、投信の売り越し」であった。

最大の売り手は海外であった。NY株の下落と円高を嫌気して売ったのであろうが、金額はそれほど大きなものではなかった。信託と投信も売った。

買い方は、下がれば買う自己の中の日銀ETFが中心であった。個人も下がれば買いの主体である。

NY株安・円高で投げ売りをする少数の投資家に対して、下値で買う少数の投資家の買いがある程度増える位置まで株価は下げる形になった。

結果として、日経平均株価は453円下落した位置で需給が均衡して1月第1週を終えることになった。



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テーマ : 経済
ジャンル : 政治・経済

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