2016年9月第2週 株 コメント

9月第2週 投資部門別売買状況 現物先物合計 現物 先物
投資部門別コメント週次20160916

9月第2週 大手証券 先物売買手口概算
ブログ週間先物手口20160916

9月第2週 日経平均株価 日中足チャート
週足株価20160916ブログ用

時系列データ
投資部門別売買状況 長期時系列表 (日本株)
株式先物 投資部門別売買状況 累積買越枚数 グラフ
大手証券 先物建玉残高 枚数推移 グラフ


2016年9月第2週の日経平均株価は前週末比446円安の16519円で引けた。日本株を動かす主要な外部環境としては、為替レートとNY株の動向という2つの要因があげられる。最近はNY株よりも為替レートに影響される局面が多かった。しかし、この週の為替レートは横ばい、NY株価は下落であった。久々に為替レート以上にNY株に連動する形で、日本の株価も週を通じて下げる展開となった。

9月第2週の最大の買い手は自己であった。現先合計で3964億円の買い越し。うち現物で2676億円の買い越し。先物で1289億円の買い越し。うちTOPIXラージ先物で726億円の買い越し。この週に入った日銀ETF買いは2992億円の買い越し。第1週の1526億円を大幅に上回り、過去最高の買越額になった。日銀ETF以外の自己は現先合計で1000億円前後の買い越しになる。自己は取引所外取引で1000億円前後売り越していたようである。東証発表の裁定売買は150億円の現物売り・先物買い。そのうち350億円はみすほによる空売り裁定の形成であった。みずほによる日経平均ミニ先物とTOPIXラージ先物買いの中で自己の部分は、両方とも空売り裁定の買いになる。

個人は現先合計で2404億円の買い越し。うち現物現金で977億円の買い越し。信用で787億円の買い越し。先物で640億円の買い越し。個人は下がればやはり買い越し。個人は今年に入ってから37週中33週で逆張りである。

投信は現先合計で796億円の買い越し。うち現物で76億円の買い越し。野村総研によると、9月第2週の国内株式型の公募投信は338億円の資金純流出になっている。ということは、私募投信が現物を買い越していた可能性が高い。

投信先物は720億円の買い越し。うち日経平均ラージ先物で847億円の買い越し。この週は野村アセットの「NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(野村レバETF)」が日経平均ラージ先物を550億円前後の買い越しと計算できる。同じく野村アセットの「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信」が日経平均ラージ先物を200億円前後の買い越しと計算できる。この週の同種のブルベア型ETFで資産規模が大きいものは、少しばかり買い越しであった。日経平均ラージ先物のブルベア型ETF以外による売買はトントンに近かった。

(ETFの売買表の中の、9月第2週ではなく9月第3週を見て書いてしまいました。9月第2週はETFは小幅の売り越しです。この週に日経平均ラージ先物を850億円前後買ったのはおそらく野村アセットの私募投信であり、第3週に全部か多くを売却しています。)

事法は現先合計で527億円の買い越し。うち現物で500億円の買い越し。大部分が自社株買い。最近発表された自社株買い終了の発表の中で大口のものとしては、花王、9月1日-23日、267億円があげられる。

9月第2週の最大の売り手は海外であった。現先合計で7192億円の売り越し。うち現物で4806億円の売り越し。先物で2387億円の売り越し。うち日経平均ラージ先物で1251億円の売り越し。日経平均ミニ先物で988億円の売り越し。TOPIXラージ先物で175億円の売り越し。

クレディ・スイスによる日経平均ラージ先物2200億円の売り越しは、クレディ・スイスでの売りは少額であり、大部分はソシエテで売られた玉がクレディ・スイスに移されたものであった。これと同じ証券会社間の大口移動が4月第2週にあった。大口であり、玉が移動した証券会社が全く同じなので、4月第2週と9月第2週の売買は同じ顧客の売買であることは間違いない。4月に買った玉の反対売買ということもありうる。この場合は少しばかりの損切りになるが、これは微妙であり、何とも言えない。4月第2週の14日-15日の時は当時のニューエッジ、現在のソシエテで1枚買いを2日間連続で大量に実施するという非常に特殊な買い方をしていた。こうした売買をする海外顧客は商品ファンド、ヘッジファンドなどの投機家であるとしか考えられない。

海外は日経平均ミニ先物を988億円の売り越し。しかし、大手証券先物売買手口概算の中にはその売りは見えない。証券会社別建玉残高が公表されていない12限月にABNアムロクリアを中心とした売買が大量にあるので、日経平均ラージ先物9限月1000億円買い・日経平均ミニ先物12限月1000億円売りという海外による裁定売買がABNアムロクリアにあって、それがABNアムロクリアの自己、外資系証券の自己、海外と混ざり合ってよくわからない形になっているというのが一つの推測である。

海外は現物も4806億円と売越額が大きい。TOPIXラージ先物の売越額が小さいので、日経平均先物と同様に投機性の資金の割合が高いという感じがする。理由はNY株安だけなのかははっきりしない。ソシエテ=クレディ・スイスで先物を大量売りした投機家1社と現物を大量に売った投機家たちによってこの週の日経平均株価は売り崩された。

合計すると、9月第2週は「自己、個人、投信、事法の買い越しvs海外の売り越し」であった。最近の下げ相場ではよく見られるパターンであった。海外投機家1社がソシエテ=クレディ・スイスを通じて大量のアグレッシブな売りを先物に出しており、似たような投機家による売りが現物にも大量に出ていた。日銀ETFの買い支えがなければ、日経平均株価は相当大きく下げていた可能性が高い。

テーマ : 経済
ジャンル : 政治・経済

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