2015年3月第4週 株 コメント

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投資部門別売買状況ブログコメント週次20150402

週足株価20150402ブログ用

信託が最大の買い手であり、2997億円の買い越しであった。うちTOPIXラージ先物の買いが2071億円であり、先週書いた年度末と半期末の恒例の買いが今年も入っていた。

信託の先物買い20150402

枚数では13,258枚の買い越しであり、規模としては平均的な金額であった。これほど大量の買いが入りながら、いつどこの証券会社を通して買ったのかわからない。後で説明するが、信託に対して海外と銀行が売り向かっていたのであるが、先物の手口からは、ほとんどわからない売買であった。

3月26日には、ドイツ証券にTOPIXラージ先物8863枚の売り越し手口があった。しかし、ドイツ証券の3月第4週末の売建玉は、第3週末比で440枚増加しただけであった。ディーラーが26日の引け前に買いが入ることを予想して、先に買いを仕掛けていたのであろう。しかし、買いが入らず、引け近くで投げ売りさせられたようである。そのため26日の引け際に、現物は下がっていないが、先物は下落し、大幅な逆ザヤで引けている。しかし、投げ売りされた安値で、信託は買っていたのかもしれない。ちなみに26日は裁定残高が急増している。多分この裁定は26日に作られたものではなく、それ以前の裁定類似の取引を、証券会社が裁定として届け直しただけであると思う。それでも26日の裁定は、売買だけでも買い越しである。ザラ場では、信託かもしれない主体が先物を先に買い、そのため先物が現物に対して割高になっていたことになる。

これで過去15回の年度末、半期末の週は9勝6敗である。15回連続して買いが入ったにもかかわらず、必ずどこかの部門から売り物が出てくるので、株価が上がるとは限らない。4月2日はゆうちょ銀が買ったわけではないが、将来買うというニュースが出ただけで株価は上昇した。そのため、ゆうちょ銀が本当に株を買う時には、株価が上がるかどうかわからない。だから株価の予想は難しい。

信託はTOPIXラージ先物以外では926億円の買い越しである。クジラは押し目を買ったようだが、金額は少なかった。

個人は現先合計で1126億円の買い越し。下がれば買い越しになる主体であるが、日経平均ラージ先物が853億円の売り越しであった。このスイングトレーダーらしき売りがあったために、下げたわりには買い越し金額が増えなかった。

投信現物は493億円の売り越し。日銀ETF買いを差し引くと1197億円の売り越し。個人の日本株投信離れが止まらない。日経平均ラージ先物は886億円の買い越し。11月-2月に私募投信らしき主体が大量に売った分の買い戻しである。この私募投信は、3週連続で日経平均ラージ先物を1718億円前後買い越しているが、まだ7310億円前後のショートポジションを残している。

銀行は現先合計で1351億円の売り越し。うちTOPIXラージ先物を1093億円売り越し。銀行のまとまった先物売りは、ごくまれにしか見られない。2月第4週からの連続5週の合計で2181億円の売り越し。高値警戒感からの売りヘッジだと思われる。過去のパターンと同じであれば、買い戻しは、遠い将来ではなく、近い将来である。

海外は現先合計で3273億円の売り越し、現物で1191億円、日経平均ミニ先物で934億円、TOPIXラージ先物で1269億円の売り越し。現物とTOPIX先物は、投機もあるが、中長期の投資の割合が高い。年金、投信などの投資家が日本株のポジションを少し落としたようである。この売りと、銀行のTOPIXラージ先物の売りが、26日の前場、27日の後場の不安定な下げ相場を先導し、3月第4週の日経平均株価を275円引き下げた最大の主体であった。


3月月間


投資部門別売買状況ブログコメント月次20150402a

現先合計で、買い方は自己が1956億円、投信が1051億円。売り方は銀行が2179億円、保険が1087億円。その結果、日経平均株価は488円上昇。

投信と銀行は週次で説明した通りの内容。

自己の買いは、正確なことはわからない。ただ、自己が現物、上場先物で買い越しということは、その他の何らかのポジションでショートを持っているはずであり、自己に対してロングのポジションを持つ主体がいるはずである。自己の背後でロングを持つ主体は、海外である可能性が一番高い。つまり、3月の事実上の最大の買い手は、海外であるということは、可能性としては存在する。

保険は、バブル崩壊以降、ずっと現物で小幅の売り越しを続けている。3月は期末であり、株価も高い位置にあったので、普段より多少、売り越し金額が増えたのであろう。



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