2017年8月第2週 株 コメント

8月第2週 投資部門別売買状況 現物先物合計 現物 先物
投資部門別コメント週次20170810

8月第2週 大手証券 先物手口概算
ブログ週間先物手口20170810

8月第2週 日経平均株価 日中足チャート
週足株価ブログ用20170810


時系列データ
 投資部門別売買状況 現物と先物の時系列表
 投資部門別売買状況 長期時系列グラフ(月次) 
 投資部門別売買状況 先物累積買越枚数 グラフ
 先物建玉残高 証券会社別枚数推移 グラフ



(2017年8月第2週の株式市場の概況)
日経平均株価終値 19730円 前週末比-223円

前週末のアメリカ雇用統計が良かったため、円安、NY株高が進行。これを好感する形で週初は日本の株価も上昇して始まった。異変が起きたのは8日火曜のアメリカからである。ワシントンポスト紙が北朝鮮核弾頭小型化に成功、ICBMにも搭載可能と報道。この後、トランプ大統領が北朝鮮を激しく非難した。これをきっかけにNY株安と円高が進行した。これを受けて2日水曜は安く始まり、寄りから少し後まで下落した。その後は横ばいが続き、週間でも久々にやや大きく下げて引けた。


買い方
(1)自己
自己はいつも最後に記載
 
(2)投信
現先総合   996億円の買い越し
現物      86億円の買い越し
先物     911億円の買い越し

野村総研による日本株型公募投信の資金流出入
 59億円の純流入(この中の多くの部分が現物株の買いになる)

ブルベア型投信による日経平均ラージ先物の大口売買
野村アセット「NEXT FUNDS」シリーズ
「日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」
 700億円前後の買い越し
大和投信
「ダイワ・ブルベア・ファンドⅣ ブル3倍日本株ポートフォリオⅣ」
 50億円前後の買い越し

このファンドを含む観察中の大口ブルベア型投信7本の合計で800億円前後の買い越し。

設定相当分の現物買いとブルベア型投信の先物買いを除くと、現物30億円の買い、先物110億円の買いとなる。通常の公募、私募の投信を合計した買いということになる。

(3)個人
現先総合  694億円の買い越し
現物現金   78億円の売り越し
信用    522億円の買い越し
先物    250億円の買い越し

久々にやや大きめの押し目ができたのでスイングトレーダーを中心に買いを入れてきた。現物現金は高年齢富裕者層の売りがあるため、小幅とはいえ売り越しが続いた。


売り方
(1)海外
現先総合 5227億円の売り越し
現物   2747億円の売り越し
先物   2480億円の売り越し

先物の投資部門別売買状況の海外と先物手口概算(3種の先物)の外資系14社を比較すると下記のようになる。


ブログ外資系と海外の比較20170810

この週は裁定分を除くと、海外と外資系の売買は非常に近かった。

最近は乖離の大きい週が続き、わかりにくい説明を書かざるをえなかった。第2週はその必要がない。一致するとは限らないが、ある程度は相関の高いものを比較している。乖離が大きい週があれば、ほとんど一致する週もあることは当然である。

この週の先物の最大の売り手はUBS。モルガンMUFG、JPモルガンなどで大量に売ってUBS証券に建玉移管(またはギブアップ)している。この手法をとるのはUBS本体運用部しかない。かなり昔に買った分を売却している。一時大損をしていたこともあるが、2万円前後の水準なら利益確定になる分が多いはずである。UBSは余裕のある利益確定売りなので、売りの金額は大きかったが、あまり株価にインパクトのあるような売りはなかった。

UBSの次がクレディ・スイス。クレディ・スイスの建玉推移は上から15番目にある。9日水曜日に日経平均ラージ先物を中心に大量に売り、株価が大きく下落した最大の原因となった。それほど非常に目立った売り方であった。クレディ・スイスは6月第1週に日経平均ラージ先物を中心に1600億円ほどの先物を買っていた。その後は小口の売買が続き、小幅の売り越しであった。そして8月第2週に1250億円も売ってきたのである。

クレディ・スイスより一回り大きいUBSですら週に1千億円以上の売買をするのはUBS本体運用部が全部か大半である。従ってクレディ・スイスで週に1千億円以上の売買をする顧客はせいぜい2~3社くらいであろう。その中の1社が6月第1週に買い、8月第2週に売ったと思われる。

単なる新規の売りならば、あのような売り方をしてもメリットがない。相場操縦の禁止に明確に違反しない範囲内で、上値にショートポジションを持っているはずである。6月第1週以降に大きく先物を売り越していたのはABNアムロクリアだけである。これは買い建玉の減少を伴っていたので売り戻しである。最近、上値でショートを大量に作った投資家は見えてはいない。見えないように分散して売ったなど、他のいくつかの可能性が少しは考えられる。9日水曜日の売りは新規の売りではないとは断言できないが、新規の売りではない可能性が高い。

クレディ・スイスによる6月第1週の買いは19900円強の水準である。そこを瞬間的には割ったことはあったが、すぐに戻した。今回は北朝鮮のミサイルという明確な悪材料があったので、クレディ・スイスの超大口顧客はあのような派手な投げ売りをして損失を最小限にとどめようとしたのであろう。結果として損切りにはなったが、傷は浅かった。UBSと同じ絶対収益追求型のファンドだと思われる。期間が約2か月の回転なので、プライベートバンキング部門のファンドかもしれないし、ヘッジファンドの可能性もある。

この週の海外による現先総合の売り越しは5227億円である。その中の半分強はスイス系の証券会社2社による超大口顧客の先物売りであった。

現物を売った顧客は全くわからない。ただ北朝鮮リスクと円高を嫌がって日本株のポジションを少し落としてきたのであろう。

(2)銀行
現先総合  482億円の売り越し
現物    293億円の売り越し
先物    189億円の売り越し

現物は持ち合い解消の売り。先物は普通は投機的な売りヘッジだが、最近は買いの方が多かったので、投機的な買いを手仕舞いした可能性もある。


(*)自己という特殊な部門
8月第2週は買い主体の(1)になった
現先総合 2822億円の買い越し
現物   1634億円の買い越し
先物   1188億円の買い越し

日銀ETF
自己に含まれる日銀ETF
 2247億円の買い越し

日銀ETF以外の自己
 580億円前後の買い越し(現先合計)

ディーラーのポジション調整の売買として許される範囲内の金額より少し多い感じがする。しかし、大きく上回って相場に影響があるような金額には達してはいないので、深く追求しない。

裁定売買
東証発表の裁定売買
 198億円の裁定解消(現物売り・先物買い)

裁定売買を実施した主な証券会社
 裁定解消売買の上位の証券会社
  ドイツ300億円、みずほ50億円
 裁定形成売買の上位の証券会社
  ソシエテ100億円、三菱UFJ50億円

東証発表の裁定残の株数変化から計算した裁定売買の推計値
 150億円前後の裁定形成売買(現物買い・先物売り)

方向は反対だが、350億円前後という差は小さい。350億円が相場を大きく動かしたとは思えないので、深く追求はしない。


(8月第2週合計)
合計すると「自己、投信、個人の買い越しvs海外、銀行の売り越し」であった。

この週の売りの大半は海外であった。そのうちの半分は先物で、UBSとクレディ・スイスというスイス系2社による売りが中心であった。クレディ・スイスの大口顧客が9日水曜日に1250億円前後の先物を投げ売りし、日経平均株価は9日にこの週の最大の下げを記録した。北朝鮮のミサイルが大元の原因ではあるにしても、買い値を切りそうになったので、損失回避のための投げ売りであった。これ以外に海外は現物でも売りを出していた。下値ではいつもと同様に日銀ETFが買いを入れた。同時にブルベア型投信とスイングトレーダーも押し目と見て買いを入れた。この結果、週間の日経平均株価は223円安で週を終えた。


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2017年8月第1週 株 コメント

8月第1週 投資部門別売買状況 現物先物合計 現物 先物
投資部門別コメント週次20170804

8月第1週 大手証券 先物手口概算
ブログ週間先物手口20170804

8月第1週 日経平均株価 日中足チャート
週足株価ブログ用20170804

時系列データ
 投資部門別売買状況 現物と先物の時系列表
 投資部門別売買状況 長期時系列グラフ(月次) 
 投資部門別売買状況 先物累積買越枚数 グラフ
 先物建玉残高 証券会社別枚数推移 グラフ



(2017年8月第1週の株式市場の概況)
日経平均株価終値 19952円 前週末比-8円

8月第1週の外部環境として、NY市場ではダウ平均が過去最高値を更新し続けた。NASDAQは少しばかりの下げであり、上昇したのは1日火曜だけであった。為替レートは少しばかり円高方向に動いた。日本株が目立って上昇したのは2日水曜だけであったが、これはNASDAQの上昇を反映した電機株中心の上げであった。木曜のアメリカのISM非製造業景況指数が悪く、円高が進行し、金曜の日本の株価は下落した。それでも週間の日経平均株価はごくわずかな下げにとどまった。なお、TOPIXはNASDAQの下げの影響が小さく、10ポイント上昇としっかりとした動きであった。


買い方
(1)自己
自己はいつも最後に記載
 
(2)投信
現先総合   407億円の買い越し
現物    1135億円の買い越し
先物     728億円の売り越し

野村総研による日本株型公募投信の資金流出入
 220億円の純流出(この中の多くの部分が現物株の解約売りになる)

ブルベア型投信による日経平均ラージ先物の大口売買
野村アセット「NEXT FUNDS」シリーズ
「日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」
 50億円前後の売り越し

このファンドを含む観察中の大口ブルベア型投信7本の合計で100億円前後の売り越し。

解約相当分の売りとブルベア投信の売買を除くと、現物1350億円の買い、先物630億円の売りとなる。公募投信も一部はあるが、多くは私募投信の売買であると考えざるをえない。日経平均ラージ先物については、最近はブルベア型投信以外の投信の売りが大きく増えている。アービトラージ、ロングショートと言われるような運用戦略を採用している私募投信が増えていると考える。そのため、現物だけの買いは720億円前後であった可能性が高い。

(3)事法
現先総合  373億円の買い越し
現物    364億円の買い越し
先物      9億円の買い越し

大部分が自社株買い。小口の買いの集積。


買い方
(1)海外
現先総合 1403億円の売り越し
現物    295億円の売り越し
先物   1108億円の売り越し

先物の投資部門別売買状況の海外と先物手口概算(3種の先物)の外資系14社を比較すると下記のようになる。


ブログ外資系と海外の比較20170804

この週も海外と外資系の差が大きい。その理由を全部説明すると非常に長くなるので、要約の説明だけにとどめさせていただく。

後で示すように裁定売買の金額がわかるので、日銀ETF用の買いが現物に少なく先物に多く入っていたことがわかる。そのため、日系大手5社の先物は数百億円レベルの買い越しになっていなければならない。ところが実際には850億円の売り越しであり、売りが多すぎる。売りが多すぎる理由は2つしかない。日銀ETF用の買いが外資系から入ったため日系大手が買う必要がなかったか、海外の売りが日系大手に流れたため日系大手の売りが増えたかのどちらかである。日系大手の買い越し金額は通常なら数百億円レベルの買い越しだが、850億円の売り越しということは、1千数百億円くらい売りが大きすぎるというところまではわかる。

そこで2種類の売買が日経平均ラージ先物で600億円、TOPIXラージ先物で500億円であったと仮定してみた。これは上記の表で修正された2つの金額がだいたい等しくなることから逆算した金額である。従って、1100億円という金額は正確性がそれほど高い高い金額ではない。しかし、日系大手による売りが1千数百億円くらい大きすぎるというところまでは正確性が高い。

もう一度強調しておきたいのは、仮に1100億円だったとしても、それは海外による買いが日系大手に流れた金額ではない。1100億円も流れたとすると、海外の買い越しはすべて日系大手に流れ、外資系では買い越していないことになる。1100億円の中にはドイツなどの外資系の東京自己が日銀にETFを売って先物だけを買った金額も含まれている。

先物手口概算の買い方と売り方の最大手はメリルとゴールドマンである。このうち日経平均型は同じ顧客がスワップを使ったさや取り売買をし、自己がカバリングした分である。これは6月第1週のブログで説明した。TOPIX型については過去に大規模に同じことを実施したことはない。ただ売買が多いとは言えない週であったので、TOPIX型でも同じことを実施した可能性はある。

海外の売り越しの半分強は日経平均ラージ先物の売りである。その2番目と3番目の売り手はABNアムロクリアリングとモルガンMUFGである。日経平均型ではニュートラルに近いところから売り越しになっている。両社とも日経平均型については長期保有のような玉は見えないので、ヘッジファンドのような投機筋の売りである可能性が高い。

日系大手に流れた分については見当がつかないが、ヘッジファンドではないと思う。投資的資金を運用するどこかの投資家が日系大手を中心にまとまった売りを出した可能性が高い。投機にせよ、投資にせよ、NASDAQかPMI非製造の弱さと円高を見て売りを出した分が多かったと考える。

(2)個人
現先総合  385億円の売り越し
現物現金 1598億円の売り越し
信用    196億円の買い越し
先物   1017億円の買い越し

この週も投資部門別売買状況の個人の先物と先物手口概算のその他(ネット証券等)の数字がかなり近い。特に日経平均ラージ先物で個人は680億円の買い越しになっている。このうち600億円前後は31日月曜日にSBI証券を通じて買いが入っていた。おそらく1人の個人の買いであろう。SBI証券では大口の個人の売買は多いが、大半は日ばかりである。週をまたいで保有する個人で、600億円前後も保有し続ける個人はあまり記憶にない。

この超大口の1個人を除いても、スイングトレーダーは信用と先物で買い越しである。売り方は高年齢富裕者層。TOPIXは続伸しているので、古くから保有していた大型株を中心に戻り売りを出し続けた。

(3)信託
現先総合  311億円の売り越し
現物     64億円の売り越し
先物    246億円の売り越し

信託はこの水準では売り越し。トヨタによる信託方式の自社株買いが少しは入っている可能性が高い。実質的な売り越し金額はもっと大きかったと思われる。


(*)自己という特殊な部門
8月第1週は買い主体の(1)になった
現先総合 1680億円の買い越し
現物    634億円の買い越し
先物   1046億円の買い越し

日銀ETF
自己に含まれる日銀ETF
 1526億円の買い越し

日銀ETF以外の自己
 150億円前後の買い越し(現先合計)

ディーラーのポジション調整の売買として許される範囲内の金額である。

裁定売買
東証発表の裁定売買
 256億円の裁定解消(現物売り・先物買い)

裁定売買を実施した主な証券会社
 裁定解消売買の上位の証券会社
  三菱UFJ250億円、みずほ250億円、ソシエテ50億円
 裁定形成売買の上位の証券会社
  ドイツ300億円

東証発表の裁定残の株数変化から計算した裁定売買の推計値
 250億円前後の裁定解消売買(現物売り・先物買い)
 めすらしくほとんど一致。


(8月第1週合計)
合計すると「自己、投信、事法の買い越しvs海外、個人、信託の売り越し」であった。

海外と個人がともに売り越しになることは頻繁にあることではない。海外は先物を中心に売り越し、個人は現物の大型株に高めの指し値で売りを出していた。日経平均が下がったのは海外の先物売りの効果が大きかった。買い方はいつもと同様に自己を通じる日銀ETFの買いが中心であった。事法もいつもと同じ自社株買いで、投信は私募投信を中心に買いを入れていた。TOPIXが上昇したのは、投信と一部のスイングトレーダー、全体では売り越しである海外の一部が上値を買っていた可能性が高い。

この結果、週間の日経平均株価は8円安とわずかな低下、TOPIXは10ポイントの上昇で週を終えることになった。


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2017年7月第4週 株 コメント

7月第4週 投資部門別売買状況 現物先物合計 現物 先物
投資部門別コメント週次20170728

7月第4週 大手証券 先物手口概算
ブログ週間先物手口20170728

7月第4週 日経平均株価 日中足チャート
週足株価ブログ用20170728


時系列データ
 投資部門別売買状況 現物と先物の時系列表
 投資部門別売買状況 長期時系列グラフ(月次) 
 投資部門別売買状況 先物累積買越枚数 グラフ
 先物建玉残高 証券会社別枚数推移 グラフ



(2017年7月第4週の株式市場の概況)
日経平均株価終値 19960円 前週末比-140円

前週末にトランプ政権のスパイサー報道官が辞任し、円高が進行した。NY株はダウ、NASDAQともに下落した。この円高、NY株安を嫌気して、日本の株価は週初から下落して始まった。水曜はNY株の上昇のため日本株も上昇した。その日の夜のFOMCの声明がややハト派的と解釈されて円安が進行した。この円安を受けて木曜は上昇した。金曜はNASDAQでハイテク株が再度大きく下落したので、日本株の下落につながった。森友学園の時と同じように加計学園問題を海外が嫌っているという噂も流れた。日経平均株価は週間では下落して終えることになった。


買い方
(1)自己
自己はいつも最後に記載
 
(2)事法
現先総合  387億円の買い越し
現物    334億円の買い越し
先物     52億円の買い越し

大部分が自社株買い。小口の買いの集積。

(3)その他法人
現先総合  357億円の買い越し
現物    365億円の買い越し
先物      8億円の売り越し

従業員持株会の買いが中心。7月中はボーナスの時期なので通常より買い越し金額が大きい。

(4)個人
現先総合 289億円の買い越し
現物現金 173億円の売り越し
信用   703億円の買い越し
先物   241億円の売り越し

下げ相場なのでスイングトレーダーの買いが入った。信用の買いが中心。

ここで、先物の投資部門別売買状況の個人と、先物手口概算のその他(ネット証券等)の金額とを比較してみる。

     先物投資部門別売買状況 個人 vs 先物手口概算 その他
日経平均ラージ先物  278億円の売り vs 300億円の売り
日経平均ミニ先物   254億円の買い vs 200億円の買い
TOPIXラージ先物 221億円の売り vs 200億円の売り
3種の先物合計    245億円の売り vs 250億円の売り

であった。この2つの金額はいつもそれなりに近いが、7月第4週は特に近かった。


売り方
(1)海外
現先総合 3658億円の売り越し
現物   1283億円の買い越し
先物   2375億円の売り越し

先物の投資部門別売買状況の海外と先物手口概算(3種の先物)の外資系14社を比較すると下記のようになる。


ブログ外資系と海外の比較20170728

この週は個人とその他が非常に近かったが、外資系と海外には1983億円もの大きな差があった。この週の海外の売買については確度の高いことはわからない。以下は状況証拠はあっても、有力な証拠はない推測である。

第3週の外資系の自己による裁定売買はごくわずかである。日系の機関投資家の売買が外資系に流れた金額、海外の売買が日系大手に流れた金額は当然あるが、両方を合計しても数百億円レベルであろう。ドイツの買いが自己であるかもしれない。数百億円レベルで日銀ETF絡みの先物買いがあった可能性がある。残りの1000億円前後はどこかの外資系に自己の買いがあったと思われる。具体的には買い越し金額の大きい証券会社である。つまり、シティ、バークレーズなどが有力な候補にになる。

この1000億円前後の買いはどこかの外資系の自己が海外にOTCデリバを1000億円前後売った分を、同じ会社の自己が先物にカバー買いを1000億円前後入れたと見ている。後で示す通り、日銀ETF以外の自己の買いが950億円あるのでこれに相当すると思われる。

つまり、海外が現先合計で3658億円の売り越しというのは少し金額が大きいので、OTCデリバで1000億円前後の買い越しがあり、実質的には2700億円の売りに近かった可能性が高いと見ている。

先物手口概算の売り方のトップであるABNアムロクリアリングの売りはヘッジファンドなどの投機筋の売りである可能性が高い。これはロングの手じまい売りである。それ以外の手口を見ても、投資よりも投機の方が割合が高い感じがする。

売りの動機は円高か加計学園かはわからない。ファンダメンタルズが良いので、海外があわてて売った金額は少なかったと思われる。余裕の利食い売りが多く、低い値段ではない指し値の売りが多かったはずである。1週間に日経平均株価が140円しか下げていないので、現物も含めて余裕の利益確定売りが多かったと考える。


(*)自己という特殊な部門
7月第4週は買い主体の(1)になった
現先総合 2419億円の買い越し
現物    254億円の買い越し
先物   2165億円の買い越し

日銀ETF
自己に含まれる日銀ETF
 1474億円の買い越し

日銀ETF以外の自己
 950億円前後の買い越し(現先合計)
先に書いた通り、どこかの外資系証券にOTCデリバで海外から1000億円前後の買いがあったので自己が売り向かい、先物で1000億円前後カバー買いをしたと考える。

裁定売買
東証発表の裁定売買
 676億円の裁定解消(現物売り・先物買い)

裁定売買を実施した主な証券会社
 裁定解消売買の上位の証券会社
  みずほ600億円

東証発表の裁定残の株数変化から計算した裁定売買の推計値
 1100億円前後の裁定解消売買(現物売り・先物買い)

この週の裁定解消売買は676億円と1100億円の中間であり、どちらに近いかよくわからない。


(7月第4週合計)
合計すると「自己、事法、その他法人、個人の買い越しvs海外の売り越し」であった。

この週は、売り方はほとんどが海外の一手売りであった。3658億円の売り越しだが、OTCでの買いが1000億円ほどあって、実際には2700億円前後の売り越しであったと考える。そして余裕を持った利食いの売りが多かったと思われる。買いは日銀ETFが中心であるが、自社株買い、従業員持株会、スイングトレーダーなども買い向かった。この結果、週間の日経平均株価は160円安と比較的小幅の下落で週を終えることになった。


7月月間

投資部門別コメント月次20170728

記録にとどめておくべき事項、数字

(1)投信現物
野村総研によると、7月の公募型日本株投信は583億円の資金純流出

(2)投信による日経平均ラージ先物の大口売買

野村アセット「NEXT FUNDS」シリーズ
「日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」
 450億円前後の買い越し
野村アセット「NEXT FUNDS」シリーズ
「日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信」
 10億円前後の売り越し
大和投信
「ダイワ・ブルベア・ファンドⅣ ブル3倍日本株ポートフォリオⅣ」
 50億円前後の買い越し

上記を含む観察中の大口ブルベア型投信7本の合計では500億円前後の買い越し

(3)事法部門での自社株買い
ジャフコの613億円買いが一番大口だが同金額の持合解消売りがあった
純粋な買いとしてはブリヂストンの162億円買いが一番大口
(追記 8月4日公表 KDDI 206億円買いが最大でした)

(4)信託部門での自社株買い
トヨタの1574億円が最大
トヨタの自社株買いを除く信託の買いは、現先総合で378億円の買いになる

(5)自己
日銀ETFが4470億円の買い

(6)裁定売買(大部分が自己、一部は海外)
東証発表 裁定解消売買の金額合計
 1936億円(現物売り・先物買い)
東証発表 裁定残株数変化からの裁定解消売買推計値
 5000億円前後(現物売り・先物買い)

乖離が大きい。第3週にソシエテ自己が1600億円の現物売り、先物買いを実施したが、第3週にはそれに見合った裁定残の減少はなかった。7月の別の週に東証に対して裁定残の減少と報告していたポジションの売買が、実際に実施されたのは第3週であったと考える。

(7)合計
7月月間では

「自己5393億円の買い越し、信託1952億円の買い越しvs海外4838億円の売り越し、個人3102億円の売り越し」

であった。

自己は日銀ETFが4470億円の買い越し、信託はトヨタの自社株買いが1574億円の買い越しであった。

日経平均株価は74円下落。TOPIXは9ポイント上昇して7月の4週間を終えた。


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2017年7月第3週 株 コメント

7月第3週 投資部門別売買状況 現物先物合計 現物 先物
投資部門別コメント週次20170721

7月第3週 大手証券 先物手口概算
ブログ週間先物手口20170721

7月第3週 日経平均株価 日中足チャート
週足株価ブログ用20170721

時系列データ
 投資部門別売買状況 現物と先物の時系列表
 投資部門別売買状況 長期時系列グラフ(月次) 
 投資部門別売買状況 先物累積買越枚数 グラフ
 先物建玉残高 証券会社別枚数推移 グラフ



(2017年7月第3週の株式市場の概況)
日経平均株価終値 20100円 前週末比-19円

前週に引き続いてアメリカの長期金利が低下し、為替が円高方向に進んだ。一方、NY株価は上昇が続き、過去最高値を更新した。日本の株価はこの上昇、下落の両方の要因から影響を受けた。前週末に円高が進行したことから、休み明けの火曜は安く始まった。木曜の日銀金融政策決定会合で政策変更はなかったが、その直前までは株価はやや上昇した。しかし、週末には再び円高が進行し、株価は下落した。週を通してみると日経平均株価は小幅安であった。ここではベンチマークとして使用していないTOPIXは小幅の値上がりであり、動きの少ない週であった。


買い方
(1)自己
自己はいつも最後に記載
 
(2)信託
現先総合  662億円の買い越し
現物    518億円の買い越し
先物    144億円の買い越し

トヨタが信託方式の自社株買いを7週間で2500億円実施する必要がある。よってトヨタの買いが300~400億円入ったと考える。残りの現物買いは公的年金のESG投資か簡保の金銭信託くらいしか思い浮かばない。先物はショートカバーが中心。


売り方
(1)海外
現先総合 1941億円の売り越し
現物    861億円の買い越し
先物   2802億円の売り越し

先物の投資部門別売買状況の海外と先物手口概算(3種の先物)の外資系14社を比較すると下記のようになる。


ブログ外資系と海外の比較20170721

後でも示すが、ソシエテとドイツの自己が裁定で合計200億円売り。そして、現物買い・日経平均ラージ先物売りという裁定類似のポジションが1600億円だけ外資系の東京自己から海外自己に移されたと考えた。上記の外資系と海外の売買数字が1600億円なら近くなる。そして日銀ETFの買いが現物と先物に半々で入ったと仮定した場合、自己の現物売り・先物買いが1600億円前後あったと算出可能でもあるからだ。

同じ証券会社の中での自己買い・海外売りなので、どこが動いたか普通はわからない。しかし、1600億円、8000枚以上の売買が4営業日に実施され、同時に東京自己が大きく動きそうな外資系証券はソシエテ1社しか考えられない。ソシエテでは過去においてはいろいろと変則的な大口売買を見てきた。目的はわからないが、近い将来、海外大口顧客との何らかの取引が行われる予定で、東京自己よりも海外自己で対応する方が都合が良いというグループ内部の事情があったのであろう。これと全く同じ売買は記憶にはない。ただこう考えるといろいろな面で辻褄が合うので、当たりに近い可能性はある程度高いと考える。

ソシエテの特殊な玉移動を除くと、海外の現物は750億円前後の売り越しであり、日経平均ラージ先物はゼロに近く、日経平均ミニ先物を425億円、TOPIXラージ先物を789億円売り越しているだけである。

先物の売り方のトップはUBSであるが、この週もクレディ・スイスで売ってUBSに移管(またはギブアップ)なのでUBS本体運用部の売りである。このところ利益確定の売りを少しずつ出し続けている。売り方の2位-6位の証券会社=外資系証券も大半が利益確定の売りである。海外が売りを出すと下がることが多い。ヘッジファンドの中には売り崩しが目的のようなアグレッシブな売りを出すことが時々ある。第3週にUBS以下6社で売った海外はすべて利益確定の売りである。下値の売りはあったとは思うが、売り崩しやあわてて下値を売り下がるような売りは少なかった。その結果、現物を含めて海外が売り越しても、株価があまり下がることはなかった。日銀ETFが中心に買い向かったのであるが、海外が本気でアグレッシブに売ると、日銀ETFの買いが入っても株価が大きく下がることは今までに何度もあった。しかし、この週はそうはならなかった。

(2)個人
現先総合  516億円の売り越し
現物現金 1434億円の売り越し
信用    481億円の買い越し
先物    437億円の買い越し

現物現金は高年齢富裕者層が中心の売りが続く。スイングトレーダーは信用と先物で買い越しになった。この週のTOPIXが少しばかり上昇した理由は、上値を買う買い手がいたからである。スイングトレーダーは大型株はあまり買わないのであるが、この週に限ってはTOPIXの値上がりにスイングトレーダーの買い上がりが少しは寄与したはずである。


(*)自己という特殊な部門
7月第3週は買い主体の(1)になった
現先総合 1407億円の買い越し
現物    618億円の売り越し
先物   2024億円の買い越し

日銀ETF
自己に含まれる日銀ETF
 1462億円の買い越し

日銀ETF以外の自己
 50億円前後の売り越し(現先合計)
ディーラーのポジションが少し動いただけ。ゼロに近いのは珍しい。

裁定売買
東証発表の裁定売買
 235億円の裁定形成(現物買い・先物売り)

裁定売買を実施した主な証券会社
 裁定形成売買の上位の証券会社
  野村200億円、ドイツ100億円、ソシエテ100億円
 裁定解消売買の上位の証券会社
  三菱UFJ150億円

東証発表の裁定残の株数変化から計算した裁定売買の推計値
 150億円前後の裁定形成売買(現物買い・先物売り)

両数字の差は小さく、無視してもよい程度のレベル。

先に書いた通り、ソシエテが裁定類似の1600億円前後のポジションを東京自己から海外自己に移した。ソシエテの場合、裁定残として東証に届けているポジションと、裁定類似ではあるが完全な裁定ではないポジションで東証に届けていないポジションの両方がある(ソシエテだけではなく、裁定と裁定類似の境界は曖昧であり、他社も似たようなもの)。そのうち裁定類似のポジションを東京自己から海外自己に1600億円移した。裁定形成売買が235億円あるので、日銀ETFの買い1462億円が現物と先物に半々で入ったと仮定すると、どこかの自己が1600億円前後の裁定類似のポジションを東京自己から海外自己に移していると算出が可能である(1600億円のもう一つの根拠は、先に書いた通りの外資系と海外の売買の近似)。

(7月第3週合計)
合計すると「自己、信託の買い越しvs海外、個人の売り越し」であった。

この週は、ソシエテが日経平均型の裁定類似のポジションを1600億円前後東京自己から海外自己へ移動させた可能性が高い。それ以外は海外と個人の小口の売りに対して、日銀ETFが買い向かい、日経平均株価は19円安という小幅の下げで終わった。TOPIXは小幅ながらも上昇した。個人のスイングトレーダーや信託、投信などの国内機関投資家の少しばかりの上値の買いがTOPIXを引き上げたと思われる。


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2017年7月第2週 株 コメント

7月第2週 投資部門別売買状況 現物先物合計 現物 先物
投資部門別コメント週次2017071

7月第2週 大手証券 先物手口概算

ブログ週間先物手口20170714

7月第2週 日経平均株価 日中足チャート
週足株価ブログ用20170714


時系列データ
 投資部門別売買状況 現物と先物の時系列表
 投資部門別売買状況 長期時系列グラフ(月次) 
 投資部門別売買状況 先物累積買越枚数 グラフ
 先物建玉残高 証券会社別枚数推移 グラフ



(2017年7月第2週の株式市場の概況)
日経平均株価終値 20119円 前週末比+190円

前週末のアメリカ雇用統計の内容が良かったことからNY株が上昇し、月曜は株高で始まった。火曜は円安進行が株高につながった。火曜のNY時間にトランプ大統領の息子がロシア人弁護士と面会というニュースが流れた。このニュースが円安から円高へと流れを変え、日本の株価上昇の頭を抑えることになった。水曜はイエレンFRB議長の議会証言がこれまでよりハト派的と受け止められた。これに反応してNY株価は上昇し続けたが、為替は円高方向に動き、日本株はほぼ横ばいが続くことになった。週間の日経平均株価は週前半の貯蓄がきいて値上がりで終えた。


買い主体
(1)海外
現先総合 2724億円の買い越し
現物   1732億円の買い越し
先物    991億円の買い越し

先物の投資部門別売買状況の海外と先物手口概算(3種の先物)の外資系14社を比較すると下記のようになる。


ブログ外資系と海外の比較20170714

日経平均ミニ先物は中心限月である9月限の証券会社別建玉が14日金曜分からしかわからない。第2週は海外がどこかの外資系を通じて日経平均ミニ先物9月限を440億円買ったと仮定した。ドイツには後で示すように裁定の買いがあり、日経平均ラージ先物とTOPIXラージ先物に分けてみた。この場合、海外と外資系の売買が非常に近くなる。これは仮定が甘すぎというか恣意的過ぎであり、現実はもっと複雑で、本当は両者がここまで近くはなっていないと思われる。

この週の先物手口からは、売り買いともに大口がなく、中小口のバラバラの売買の集積ということくらいしかわからない。あと一つ確実にわかることは、UBSの日経平均ラージ先物売りがUBS本体運用部の売りということくらいである。モルガンMUFGなどで売ってUSB証券に建玉移管(まだはギブ・アップ)するという手法を用いている。7月第1週にTOPIXラージ先物で行ったことと同じことを、第2週は日経平均ラージ先物で実施している。この日経平均ラージ先物とTOPIXラージ先物の売りを一週間ずらして行うのは、UBS本体運用部がよくやる売買手法である。これらは利益確定の売りである。

この週の海外は現先合計で買い越しである。まずは現物、次いでTOPIXラージ先物、その次が日経平均ラージ先物の順である。セオリーからすると投機筋の買いは少なめで、買い方は中長期志向の強い投資性の資金の割合が高かったということになる。

(2)事法
現先総合  377億円の買い越し
現物    389億円の買い越し
先物     12億円の売り越し

買いの大半は自社株買い。7月第2週に実施を公表した自社株買いには大口のものはなく、小口の買いの集積であった。

(3)保険
現先総合  369億円の買い越し
現物     30億円の売り越し
先物    398億円の買い越し

保険の現物には持ち合い解消と思われる小口の売りが継続的に出ている。先物は6月第4週と7月第1週に売った分の買い戻しが中心と思われる。


売り方
(1)個人
現先総合 1929億円の売り越し
現物現金 1799億円の売り越し
信用    311億円の買い越し
先物    441億円の売り越し

この週は戻り相場であったので、基本は逆張りの個人の売り越し金額は増加した。スイングトレーダーは、信用については買残の水準がまだ低く、6週連続の買い越しを維持している。先物は2週連続で売り越しになっている。現物現金は大幅な売り越しである。現物現金の売りの多くを占めるのは、基本は売り一辺倒の高年齢富裕者層の売りだと思われる。

(2)投信
現先総合  1334億円の売り越し
現物      86億円の買い越し
先物    1420億円の売り越し

野村総研による日本株型公募投信の資金流出入
 335億円の純流出(この中の多くの部分が現物株の解約売りになる)
 これ以外に私募投信と思われる現物買いが入った。

ブルベア型投信による日経平均ラージ先物の大口売買
野村アセット「NEXT FUNDS」シリーズ
「日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」
 10億円前後の売り越し

このファンドを含む観察中の大口ブルベア型投信7本の合計で50億円前後の売り越し。

ETFが配当金の支払いの結果、株式組入比率を下げるための先物売り
野村アセット「TOPIX連動上場投資信託」
(純資産額が最大のETF)
 820億円前後の売り越し
大和投信「ダイワ上場投信―トピックス」
 270億円前後の売り越し
大和投信「ダイワ上場投信―日経225」
 150億円前後の売り越し

上記3投信の合計で日経平均ラージ先物を150億円の売り越し、TOPIXラージ先物を1090億円の売り越し、合計で1240億円の売り越し。これ以外にも同種のETFによる先物売りがでていた可能性が高い。

ETFの決算日に配当金を支払うとETFの純資産額が減少する。その減少金額に見合った先物を事前に買っておいて、配当支払日に一斉に先物を売る。この売りが大量に出た。

この週はそれ以外の普通の投信がTOPIXラージ先物を買い越しており、売り越し金額は多少は少なくなっている。

(3)信託
現先総合  297億円の売り越し
現物    273億円の買い越し
先物    570億円の売り越し

信託はTOPIXラージ先物を406億円売り越している。この大部分は先物買いから現物への乗り換えである。この入れ替え分を除くと現物は100億円強の売り越しであったと思われる。第1週はGPIFの特殊な買いが入ったが、この水準では通常の信託が買うには高すぎるようである。


(*)自己という特殊な部門
7月第2週は売り主体の(4)になった
現先総合 211億円の売り越し
現物   716億円の売り越し
先物   504億円の買い越し

日銀ETF
自己に含まれる日銀ETF
 767億円の買い越し

日銀ETF以外の自己
 1000億円前後の売り越し(現先合計)
内容はわからないが、内外の機関投資家の1000億円前後の売りを自己が取引所外取引で買い取り、取引所内取引で売却した可能性が高い。

裁定売買
東証発表の裁定売買
 335億円の裁定解消(現物売り・先物買い)

裁定売買を実施した主な証券会社
 裁定解消売買の上位の証券会社
  三菱UFJ500億円、野村300億円
 裁定形成売買の上位の証券会社
  ドイツ500億円

東証発表の裁定残の株数変化から計算した裁定売買の推計値
 1400億円前後の裁定解消売買(現物売り・先物買い)

投資部門別売買状況の自己の現物と先物を見る限り、1400億円もの裁定解消売買は出ていない。金額としては東証発表の335億円の裁定解消売買の方が近かった可能性が高い。


(7月第2週合計)
合計すると、「海外、事法、保険の買い越しvs個人、投信、信託の売り越し」であった。

事法はいつも通りの小幅の買い越し。保険は先物の買い戻し。投信はこの週に関してはETFの配当金支払いという特殊要因の売りであった。日銀ETFの買いは入っているが、日銀ETFを含む自己は買い越しにはならなかった。

NY株高、円安などを材料にして海外がある程度まとまって買いを入れてきた。しかし2万円台では上値に個人の売り指し値が並んでおり、信託も先物から現物への乗り換えを除くと、現先の両方に小口の売り指し値を置いていた。高値ではよくある典型的なパターンであった。結果として日経平均株価は週間で190円上昇した。


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